Về series [Dokkai Audio]
Việc đọc hiểu Tiếng Nhật chưa bao giờ là dễ dàng, nhưng một khi đã quen việc đọc bạn sẽ góp nhặt được rất nhiều kĩ năng cho công việc cuộc sống. Với seri 2 trong 1 này, GCCSN hi vọng bạn sẽ tìm được sự vui thích trong đọc hiểu và tăng khả năng luyện nghe nhé.
Những từ khó sẽ được chú thích và có lời bình cuối bài tóm tắt nội dung bài đọc.
講義1 正しく読むってどういうこと?
―主観と客観―
読書が上手になるために、文章を読むことが嫌でなくなるために、正しい読解力を身につける必要があります。
じゃあ「正しい読解力」ってどういうの?
これは簡単そうで、説明するのが難しいことです。だから「正しい読解力」の正体についても、ちゃんと書いてある本はめったに見ることができません。
でも今日はすっきりしてもらいましょう。回りくどいことはいいません。ひと言でいっちゃいますよ。
◎正しい読解力=客観的に文章が読める力のこと
どうです? ひと言でしょ。早口言葉にするとちょっと大変かもしれませんが、長くはないですよね。
さて、ここで半数くらいの読者の方々はわかっていただけたと思います。「ああ、そうか。客観的に読めばいいのか」って。でも残りの半分の方々は「ふうん。で、客観的に読むって?」とつっこみたいところではないでしょうか。
実はこの「客観的」というのは、ちょっと曲者ものなんです。くせもの、文字どおり、ちょっと曲がっていて、まっすぐにはわかりにくい。でも大丈夫。客観的とはどういうことか、客観的に読むとはどういうことなのか、その意味を解説させてもらいますね。
「客観的」の反対の言葉、つまり反意語は「主観的」です。客観と主観(普通は逆に「主観と客観」と呼ぶことが多いです)は1セット。主観的でないものは客観的、客観的でないものは主観的です。男と女みたいなものですね(最近は両方を兼ね備えている人もいらっしゃいますが)。
結論からいっちゃいます。
◎「客観」とは、誰が見ても誰が聞いても同じもの
◎「主観」とは、見る人、聞く人、それぞれによって評価や思いが異なるもの
をいいます。って、わかりました? なんだか余計にこんがらがっちゃいますよね。例をあげて説明しましょう。そのほうがわかりやすいと思います。
こんがらがっちゃいます :rối rắm
「2006年のサッカーワールドカップはイタリアが優勝しました」
これは客観的です。だってイタリアが優勝したのは事実で、知っている人なら誰でも同じように答えます。「日本ではイタリアが優勝したけれど、アメリカではドイツの優勝だった」なんてことはありませんよね。誰にとっても2006年のワールドカップの優勝国はイタリアです。これが客観的ということです。
それに対して「2006年のワールドカップでいちばん強かった国は?」とくると、これは主観的になるんです。だって答えは人によってまちまちになるだろうから。「優勝したのだからイタリアでしょ」という人もいれば、「あんなインチキ認めない、本当の勝者はフランスだよ」という人もいれば、「イタリアもフランスも組み合わせに恵まれただけで、本当に強かったのはブラジルだよ。別べっ格かく!」なんて人もいるでしょう。
これは「強い」という言葉が広い意味を持っているからです。「優勝」といわれると大会のルールに従ってひとつあるいはふたつ(かつて高校ラグビーで二校同時優勝というのがありました)に絞られますが、「強い」といったときは、サッカーに限っても、得点力を重視するのか、守備力を重視するのか、あるいはボールの支配率を重視するのか、スタープレイヤーのファンタスティックなプレーの有う無むを重視するのか、それぞれ人によって評価の基準が分かれてしまうんです。
「どこが優勝した?」は客観、「どこが強かった?」は主観。わかりましたか。
似たようなタイプでは、こんな例もあります。
「美人コンテストが行なわれ、グランプリは徳川家子さんが受賞しました」
これは主観的? 客観的? どちらですか? そう、客観的ですよね。決まった順位というのは誰にとっても同じです。
ではこの場合、主観的にはどういう観点があげられますか? そう、いちばんわかりやすいのは「徳川家子さんが美人だったか?」ということですね。
女性の好みは人によってまちまちです。男性はもちろん女性同士でも「どんな女性が美人だと思うか」というアンケートをとれば結果は分かれるでしょう。だからこれは主観なんです。それでも「美人」というのは比較的評価が分かれにくいニュアンスではあります。これが「誰がかわいいか?」となると、もう極きょく端たんにばらつきがでるでしょうね。「かわいい」という概がい念ねんはとても主観的だということがわかります。
おおまかにいってしまえば「数値化できるもの」、つまり数字に置き換えることのできるものは「客観的」であることが多いです。それに対して主観的なものは数値化するのが困難です。コンクールの採点などで数値化する場合もありますが、それにしても、うまさ3の倍が6だ、とかテクニック5よりも3倍難しいのが15だ、という具合に比例した数字にするのはまず不可能です。
ただ、ここがちょっとだけややこしいのですが(ですから混乱しそうな人は読み飛ばしてくださってもかまいませんよ)、たとえば小学校の通知表で、「算数」が5段階評価で5だったとします。この場合、この5という評価は、先生が「だいたいこんなものだろう」と決めた場合は主観的です。学力テストの点数だけで自動的に「80点以上は全員5」などとルールが決まっている場合は客観的ですけど、そこに態度がよいとか悪いとか、努力しているかどうかとか、そんな目には見えない、数値化することもできない要素も含まれる場合は、非常に主観的なものになります。
ややこしい: phức tạp
ところが一方で、たとえば「山田君が算数で5をとった」というのは客観的な事実です。通知表に記き載さいされた5という数字は、山田君が見ても、山田君のお母さんが見ても、友達が覗のぞき見しても、5であるからです。お母さんが見たら5だったのに、お父さんが見たら3だった、なんて怖いですよね。
主観的と客観的、もう区別できますね? じゃ少しチェックしてみましょう。「脳を強くする…」とか「知能年齢…」なんかと同じノリで、肩の力を抜いてやってみてください。楽しんでくださいね。
【問題】次のそれぞれの文を読んで主観的な記述、客観的な記述とに分けてください。
1 私は35歳です。
2 この本はとても面白い。
3 91年のルマン24時間自動車レースではマツダ車が総合優勝した。
4 85年のプロ野球ペナントレースで阪神タイガースは圧倒的な強さで優勝した。
5 彼女はまだ若い。
6 彼は男性だ。
7 千ち尋ひろちゃんかあ、いい名前だね。
8 佐藤さんか、日本人に多い苗字だよね。
9 オオサンショウウオは天然記念物なんだぜ。
10 オオサンショウウオってグロテスクよね。
答 主観的〔 〕
客観的〔 〕
【答え合わせと解説】
【正解】主観的〔2 4 5 7 10〕
客観的〔1 3 6 8 9〕
Lời bình: Bài này hơi dài nhỉ, nhưng thật sự khá bổ ích cho việc đọc hiểu. Để đọc hiểu đúng bạn cần phải đọc một cách khách quan. Vậy sự phân biệt giữa khách quan và chủ quan là gì ?
おおまかにいってしまえば「数値化できるもの」、つまり数字に置き換えることのできるものは「客観的」であることが多いです。それに対して主観的なものは数値化するのが困難です。
Khách quan thì hầu như có thể số liệu hóa được, còn chủ quan thì sẽ hầu như rất khó. Khách quan là việc ai cũng nhìn thấy giống nhau, còn chủ quan thì tùy theo quan điểm của mỗi người.
Nội dung được trích từ sách